2012年12月04日
木スト仕上げ直しの3
前回から更にスポンジヤスリなどで表面を整え、すっかりスッピン肌になったM14の木ストです。
グリップの辺りは特に握りやすいよう念入りに形を整えて、多分購入時よりずいぶん細くなってるんじゃないかと思います。
また木を研磨するのはプラスチックと違って、ヤスリで擦る方向が決まっていることに気づきました。
動物の毛に例えるならば、ブラシをかける方向が逆だと毛が逆立ってめちゃくちゃになるように、木の繊維に逆らって研磨すると毛羽立って滑らかになりません。
写真のグリップ周辺が一番複雑な形状をしており、矢印の方向で繊維を逆立てないように研磨するのが大変でした。
しかし、うまく研磨すると木目がくっきりと浮かび上がって見えますね。
繊維が逆立つと表面が白っぽく荒れるので木目もかすんで見えてしまいます。
さて、オイルフィニッシュで仕上げる前に、今回はバイポッドを取り付けられるようにアダプターの取り付け加工をしておきます。
写真のパーツはLayLaxのM14バイポッドアダプターです。
もともとマルイの電動M14用なので、ポン付けは出来ません。
結構ストック側の加工が必要でした。
購入に際してどういう構造のパーツなのかネットで調べまくったのですが、分割した写真が一枚も無かったので載せてみました。
アダプター本体のポッチ部分と、真鍮のスペーサー、そしてネジで構成されてます。
ストック側の加工です。
加工前の写真を撮り忘れましたが、もともと小さな穴が貫通してるだけだったところにスペーサーとネジの頭が収まる分の穴の拡張が必要です。
リューターでゴリゴリ削って写真のように。
左のスイベル取り付け用のネジ穴はもとから加工されていたもので、まあそれと同じような感じにするわけです。
そして拡張した部分にスペーサーをはめ込み・・・。
下からはアダプターを差し込み・・・。
(撮影の前に一度取り付けた跡が木肌についてますね。 強度は十分ありそうでした。)
内側からネジで留めて出来上がり。
これがあればいつでも手持ちのハリスタイプバイポッドつけられます。
さて次回はいよいよオイル塗布します♪
用意したのはワトコオイルという亜麻仁油ベースの仕上げ剤で、着色しながらオイル仕上げが出来るという製品。
最初マホガニーを用意したんですが、割り箸で色の感じを試したらワインレッドのような派手な色だったので、後からダークウォルナットを追加購入してきました。
この二つを1対1でミックスしたのが左のジャムの瓶に入ってます。
ブルーベリージャムというのが可笑しいですが、ミックスしたオイルがまさにそんな色w
上の割り箸がそれぞれ単色で塗った場合の色。
下がミックスしたものです。
マホガニーはアルタモントのローズみたいな派手な赤で、ハンドガンのグリップにはオシャレかもしれないけどライフルのストックにはちょっと目立ちすぎてあり得ない。
ダークウォルナットは渋いアンティークにはいいけどM14ぽくない。
二つを混ぜたらいい感じ♪
やっぱ欲しい色は自分で作らないと駄目なように世の中なってるね。
ガン塗料にしても着色オイルにしても。
それでよけいに出費がかさむけど。