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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年12月07日

木スト仕上げ直しの5

ワトコオイルを使ってオイルフィニッシュのM14木製ストック。
前回は刷毛塗り1回目の記事でしたが、今回は2回目の塗りも終えて24時間以上たち、最後の仕上げを行います。


2回目の塗りを行った時はウエットサンディング、すなわちオイルで濡れた状態で研磨するというのもやりました。
削った粉とオイルが木の導管を塞ぎ、更に表面を滑らかにするという行程です。
それから丸一日、窓際で外気にさらして表面を乾燥させたので、今日は最後の総仕上げのつもりでシャイネックス#1500で軽く擦ります。



オイルのテカリはすっかりなくなって、サラサラの肌触り。
DIYでオイルフィニッシュにハマる人の気持ちが良くわかります。
無塗装とはまた違うしっとりと滑らかな手触りです。


ここからデジタルカメラの性能の限界にせまるマクロ撮影で、オイルフィニッシュの表面を接写してみましたのでどうぞ!







柔らかなウエーヴを描いた木の表面ですが、導管が集まってる部分(繊維の断面)がオイルの吸収が良く、そのぶん色も濃くなりますね。




最後に拡大鏡ごしのマクロ撮影で、オイルフィニッシュのミクロの世界へw
こうして見ると木の繊維の隙間や導管に、飴のようにオイルがたまって固着してる様子が分かります。
ウレタンニスを薄く塗ってもこんな感じだと思いますが、ウレタンだとカチカチに硬いのに対して、オイルは硬化しても柔軟性を保つようですね。
それがしっとりとした手触りを生むのでしょう。



シャイネックスで全体の毛羽立ちもとって、このまま終了でも良いんだけど3回目のオイルをやっちゃいます。



もうこのぐらいになってくると、1回目の塗りの時のようにたっぷり刷毛塗りしても吸い込まないので、ボロ布にストローを使って数滴染み込ませ、それを木肌に延ばすような感じでいいでしょう。
ボロ布は実は着古したTシャツですw



木目にそって延ばす。
この先のメンテナンスもこんな感じでいいでしょうね。



グリップのところなんかも手汗などでガサガサしてきたりするんだろうけど、その時はこんな風にまたオイルをくれてやればよかんべ!



自家製ブルーベリーソース、じゃなくてワトコオイルのブレンド。
ラベルの下のラインのところまで作ったけど、ストック1本仕上げても半分も減ってない。
こんなに余るとは思わなかった。
この先メンテに使うとして、もっとしっかりとした密封容器に移した方が良いかな。



オイルフィニッシュの事を書いたら、後始末の事も触れておかないと。
オイルを拭ったボロ布などは自然発火する事があるらしい。
オイルが乾燥する過程で発熱するのが原因だとか。
以前TVで実験VTR見た事あります。
タオルかなんかだったと思うけど、洗濯して乾燥機に入れたら出火したとか、丸めて洗濯かごに入れておいたら出火したとか。
なので捨てる時は水に浸してビニール袋に濡れたまま密封して捨てるのがいいらしい。
あと熱が籠らなければ燃える事は無いので、このように広げておけばまず大丈夫。  


Posted by エコー  at 14:00Comments(4)WE-Tech/ M14