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Posted by ミリタリーブログ  at 

2019年05月09日

真鍮ピストン

マルシンM1カービンEXB2真鍮ピストンバージョンです。
黒く塗られたブナストックがかっこいいモデルですね。



EXB2の最初のロットはアルミピストンで、リコイルのスピードを重視した仕様で発売されました。
ブナストックとウォールナットストックの2バージョンで、私はウォールナットストックの方を予約して購入し、前回開封の感動を書きました。
そしてその時すでにリコイルの強さを重視した真鍮ピストンバージョンも予定されていることはアナウンスされてましたが、また発売と同時に入手したのが今回のブナストックバージョンです。
このカービンはM4のように増殖していく可能性があるなと最初に感じた通り、マルシンのM2カービンを最初に購入してからこれで3本目になります。
取り回しの良いサイズ、木製ストックの個々の魅力がお座敷の私を惹きつけます。



ウォールナットストックのカービン2号と、ブナストックの3号。
1号は謎の軽ヤワ材ストックのM2カービン8mmBBです。
黒い3号にはカーキ色のポーチとスリング、赤茶色の2号にはオリーブ色が合う気がします。





ポーチにはマガジンの代わりにフリスクNEO缶、これがほんとうにジャストフィット!



ボルトからノズルを引き出すと隙間から真鍮のピストンがチラリ。
確かに真鍮です。
と言うのは、アルミのピストンと撃ち比べてもそれほどリコイルが重くなったか感じられなかったので、一応確認したわけです。
昔はこのピストンはプラでしたんで(M2カービン1号)、それと比べたら重量はかなりアップしてるんでしょうが。



ボルトを取り出すのは結構バラさないといけません。
その辺はM4系より大変です。
ストックを外し、レシーバーを上下にバラします。
チャージングハンドルやリコイルスプリング棒を取るのに結構手間取ります。(以前にM2カービンでバラした経験があるのにね)



こっち側のネジ二本と、



こっち側のネジ二本を外すと上下に分離できますが、



なんとネジのサイズが全部違うので、ちゃんと正しい場所を覚えておきましょう。
って言うかこの写真じゃもう私もわからなくなってしまったw



真鍮ピストン版のボルトは90g弱。ガバのブリーチみたいな小ささだから、どうしても長もので肩をガツンと言わせるリコイルにはならないか。

  


Posted by エコー  at 03:33Comments(0)マルシン/ M1,M2カービン

2018年04月23日

新製品開封時の至福

待ちに待った新製品がやって来た!


マルシンU.S.M1カービンEXB2
この箱のデザインはカッコいですね。
やっぱり箱って結構大事ですよね。
この中を開ける際の期待感が全然違いますよ、無味な段ボール箱とかと比べると。
新製品ですから、この箱を開ける時のワクワク感を疑似体験できるようにと写真に収めました。



開けました。
はしゃぐとみっともないので抑え気味に。
本体は綺麗にビニール袋に包まれてます。
古いM2カービンの時とは全然違う、丁寧な箱詰めです。
グリップのところにピストルタイプのくりぬきがあったりして、これは・・・?



さて、袋から出しまして。
一緒に写ってるストックマガジンポーチはこのカービンのために以前購入しておいたものです。
けっして付属品ではありませんので。
箱だし最初の印象。
やはりウォールナットストックは高級感が違いますね。
M2カービン買った時は非常にストックの材質や仕上げがショボくってガッカリでしたが、これは・・・タナカの長ものと比べても見劣りがしません。
素晴らしい!
しかし、あの新品のマルシン製品から匂う独特のオイル香がしませんね〜。
あれやめちゃったのか?



というわけで話に出たM2カービンと並べてみました。
ストックは仕上げなおしてあるM2ですが、材質はウォールナットに比べるとやわいです。
ちょっとしたことですぐ凹んだりするので、気づかないうちに傷だらけになります。
それに比べるとウォールナットはさすがに固く、一度テーブルにうっかりガツンとぶつけてしまいましたが少しも痕が付いていませんでした。



さてストックマグポーチを取り付け(取り付けるにはストックとレシーバーを分離しないとならない)、スリングもM2から移し替えました。
どちらもこのM1のために昨年予約した後に入手しておいたものです。



はい、場所を移動〜。
ううむ、いいですね。
ストックはとても赤みが強くて、実銃の写真でよく見る色を再現してると思います。
仕上げはオイルフィニッシュな感じですが、オイルが油脂か、ウレタンを薄めたものかはわかりません。
後者の方が質感は近い気がします。



さてこのマグポーチ、何も入ってないとブカブカしてストックにぴったりしないので、なにか入れようと思っていました。
タナカのモデルガンのマガジンとか頭をよぎりましたが、ちょっと高価すぎて二つも買えませんので、段ボールでも折りたたんで突っ込むか?と、最初は思ってましたがすごく良いものを発見しました。



フリスクNEOというキャンディーの容器がなんとぴったりのサイズ!
二本入れて蓋を閉じたらパッツンパッツンだったので、かなり実マグのサイズに近いのではないでしょうか?
しかもこの容器、スチール缶ですのでますますマガジンぽいです。



CO2ガスマガジンと並べるとこんな感じです。
このショートタイプマガジンは実マグと比べるとかなり厚く、そして長いです。
なので到底ポーチには入りません。
フリスクは食べ終わって缶が空になったら、ツールボックスとして利用できます。
CO2マガジン底の蓋を開閉するレンチを入れておけます。

さて実射感ですが、最初トリガーを引いた時、トリガーを伝って指に衝撃が来て痛かった。
リコイルは破裂するような勢いがあり、音もかなり迫力があります。
バシンという衝撃がトリガーフィンガーに来るのは新鮮な体験でした。
肩に来る反動はほとんど感じません。
集弾性はまあまあ、まだホップパッキンがオイリーにもかかわらず、なかなかまとまっています。
初速が安定してるせいでしょうか。
真冬になってもこんな迫力でブローバックしてくれるなら得難いガスブローバックライフルです。

<追記>
しばらく使ってみて、やっぱりすごいなと思う。
まず爆発的なブローバックはやはりフロンガスとは次元が違う。
ボルトが軽いのでズシンとは来ないが、スピードと瞬発力は火薬?ってぐらいの勢いがある。
これにしばらく慣れてWEのガスブロを撃ったら、あれ、大人しいかな?って感じがしたぐらいだ。
そして集弾性もかなり安定してきて、WAM4と比べたらかなりまとまっている。
質感よし、実射よしって、これマルシン?
  


Posted by エコー  at 20:44Comments(0)マルシン/ M1,M2カービン

2018年01月26日

寒過ぎます!

今年初の更新。
食中毒にやられて家(トイレ)にこもりっぱなしの新年を迎え、なんか幸先の良くない2018年。
筋トレで痛めたか、歳なのか、肩が痛くてダンベルを上げるどころか自分の腕すら痛くて挙げられない日々です。
ハンドガン構えるのも辛い。






マルシンのM2カービンにダットサイトを載せると、なかなかカッコイイ。
キングアームズからマルシンのM1カービンCO2をコピーしたような製品が出てますが、あちらはマルシンより発展させてM1A1カービンを出したり、オプションパーツも出てたりするようです。
そのオプションパーツのKINGARMS US M1カービン Forward オプティック レイル マウント KA-MB-17 というのをAmazonで購入。
8mmBB仕様なのだが、ドットサイトで狙うと意外に集弾性が高くて驚いた。
実は去年予告のあったM1カービンEXB2も予約してあったりする。
こんな寒い時期専用のガスブロ長モノとして期待してるのだが、発売がずるずると伸びている。  


Posted by エコー  at 05:24Comments(0)マルシン/ M1,M2カービン

2016年12月12日

M2カービン完成

木製ストックのオイルフィニッシュがどうにかこうにか終了して、マルシンU.S.M2カービン8mmBBの仕上げ直しが完了した。


これを購入してからずっと、こればかりをいじってきたけど、いじればいじるほどに魅せられていく味のある銃だなと思う。
しかし残念ながらストックをリフィニッシュしてしまった後は、もういじるところがない。
カスタムパーツなどは存在しないし、せめてオイラーとスリングのセットを買おうかと思ったが、どこも在庫なしで手頃なものは見つからなかった。
スリングは手編みのパラコードスリングでもつけるとしよう。



前回調達したバットプレートのマイナスネジはとても違和感なくて良い感じだ。
しかし実銃の動画などでは最近の箱出しで新しいやつだとプラスネジだったりするのもあるようで。
本当にマイナスの木ネジって絶滅してしまったのか?




そして今回はもう一つのネジ。
レシーバーの後部をストックに固定するパーツ(名称失念)を留めているネジ。
左が純正で、右が調達できたマイナスの木ネジ。
例によってガスコンロで焼いてブルーイング処理している。
マルシンは左のネジで直に木ストに上のパーツを留めているのだけれど、木ネジじゃないので強度に不安がある。
本来ならストックのグリップ部分を貫通して、下からナットで挟むように固定すべきなのだけど、手を抜いたのか何なのか設計上の問題でただ刺して留めてあるだけ。
ならばここも木ネジにして強度重視で行こうと決めた。



ネジが若干純正より細いので、ネジ穴の方をオートウェルドでネジに合わせる。
これでかなり強度がアップした。



このような感じで、ネジの頭がフラットじゃなくなったけどそれ程変化した感じもない。
もともと実銃とは取り付け角度も違っているので、こだわってもしょうがないところだ。
実銃といえばここが プラスネジのやつもあった。

とかね。



後はここのネジが実銃と形状が違う。
実銃はクチビルをつまんだような形をしてる。
あれ何のための形状なのだろう。



とはいえ、とりあえず気になるところは直して一応完成だ。



ストックとハンドガードの合わせ目も段差を解消してスッキリ。







この製品の魅力は細くてちっちゃくて取り回し最高でありつつ、何と言っても8mmBB弾をフルオートでぶっ放す迫力だ。
いまや長ものガスブロは国内、国外ともに数々の製品が溢れているが、この特別な個性を持つこのM2カービンはそれらに対抗できる十分な魅力があると思う。
我がコレクションにはもう一本、マルシンの8mmBB3発同時発射というモスバーグもあるが、この迫力だって素晴らしい。


  


Posted by エコー  at 00:33Comments(2)マルシン/ M1,M2カービン

2016年12月02日

オイル塗布


マルシンのM2カービンストックにオイルを塗布して磨く。



使うのはこのカービン用にオリジナル調合した謎オイル。



ニスを剥離した後気付いていたが、このストックの木質は非常に軽く、サンドペーパーをかけても毛羽立ちやすい。
またウッドシーラーか何か染み込んでいるのか、オイルの染み込み方に斑があってなかなか思い描いていたような感じに色が着かずに苦労している。
オイルで濡らしたままサンディングすると、削れた木の粉とオイルが混じってベッタリとした粘土のようになって、それを木の表面に伸ばしてこすると道管や傷などの凹みが埋まってツルツルの表面になり光沢すら出てくる。
木グリや木ストのオイル仕上げをするならウエットサンディングは欠かせない。




さてマルシンのM2カービンを購入すると気になるのが、バットプレートの木ネジ。
写真の+ネジがそのマルシンのネジであるが、+は無いだろ〜+はよ〜ってことで、マイナスの木ネジを調達。
ところが現在マイナスネジというのはもうほとんど絶滅状態で、その辺のホームセンターで手に入るということは無くなってしまったらしい。
このネジもネットで探して、大阪のアンティーク工房のデッドストックを取り寄せた。
なのでピッタリなサイズがなく、一番近い二種類のサイズを入手。




頭のサイズ、ネジのピッチ、軸径、どれを取っても一番長いのが純正ネジと同じなのだが、長さがストックを貫通しそうなサイズしかなく、もう一つの方は頭の直径が1mm小さく、軸径、ピッチも若干小さいが、長さは貫通せずに済みそうなサイズである。



頭のサイズが小さいが、バットプレートに合わせて違和感がなかったので短い方を使用することに決めた。
全長が伸びる分固定に問題もないだろう。
ストックを割らないよう、ねじ込む前にピンバイスで穴を深くしておくことにする。
またこれらのネジは鉄製で防錆の表面処理がされていないようで、一部錆びの発生も見られたので、ガスコンロで焼いてヒートブルーイングした。
余ったネジは二丁めがあるかどうかわからないけどw大事に保管しておくことにする。
でも結構手にとって見れば見るほど味があって、なんか飽きのこない銃という気がしてきたから、M4のように増えていく可能性はある。
タクティカルなレールハンドガードをつけてダットサイトやショートスコープなんかを載せてる実銃の写真を見るとものすごくかっこいい。

  


Posted by エコー  at 19:46Comments(0)マルシン/ M1,M2カービン

2016年11月27日

木スト小加工


雪国なら普通のことだが11月に関東に初雪が降るなんて・・・と思う。
先日は久しぶりに大きな地震が東北に起きて、千葉県の我が家も思わずベッドから飛び出して部屋の電気を灯したが、あれが東日本大震災の余震だって?
あれから何年経ってんだよ。
とはいえ年々、一年が短く感じられるようになっていく。
今年もあとひと月とちょいだ。



マルシンM2カービンのハンドガードが握ると若干プカプカしている。




そのハンドガードを外してみれば、マニュアルの分解図にもパーツリストにも無いロールピンが立ててあり、ストックとハンドガードを固定していた。
ピンを外して組むとハンドガードは上下にプカプカするだけでなく、前後にも結構ガタがあって、ストックの上でハンドガードが遊んでるような感じである。
その対策として、とりあえずピンを立てて、何とかごまかしましたって感じがして気に食わない。




前後のガタの原因はフロントバンドのスイベル基部の巻いてある部分が、ストックの段差のところにぶつかって十分に後方に下がらず、ハンドガードの抑えが甘くなるためである。
実銃だと巻いてる部分はもっと巻き込んであって、フロントバンドの後端よりさらに前方にめくれ上がってたりするのだが、この鉄のパーツにそんな修正を加える技術はないので、ストックの側を削り込んで矢印の部分のように逃げを作ってやるのだ。



逃げを作った分、上から見るとフロントバンドがずいぶん後方に、というより本来あるべき位置にまで下げることができた。



これでハンドガードがしっかり挟み込まれて前後のガタは無くなった。
あとは上下のガタを無くすだけ。



上下のガタはハンドガードのレシーバー側の爪が薄いのが原因。
なので爪の上にJBウェルドという本来金属補修用のパテを盛った。
断面の様子を見てわかるように、本体の木の爪の上に1mmほども厚く嵩上げしてようやくピッタリしたのだから、随分大きなガタがあったのだ。
ちなみに実銃だとこの爪は金属プレートで裏打ちされて補強されている。(あるいは爪自体が金属?)
そのプレートは上の小さな丸穴を通してリベットで固定されているようだ。
最初知らなくて、このハンドガードの穴は何の飾りなのかと思ったが・・・。



これらの小加工でピンを立てずとも、ガッチリとハンドガードが固定できるようになったので、ピンのために開いた穴は爪楊枝でも差して埋めてしまおう。



ガッチリと固く繋がったストックとハンドガードだが、合わせ目が少しストック側の方が広くて段差がある。
この段差を無くしてツライチにしたら、すごく工作精度の高い製品という雰囲気が出るだろうか?



というわけでやってみた。
削ったら木が真っ白しろでやんの。
  


Posted by エコー  at 16:05Comments(0)マルシン/ M1,M2カービン

2016年11月22日

木スト仕上げ直し

現在、M2カービンのストックはこんな状態になっている。


どんな状態かというと、ストックのニスが剥離されて木の地肌がすっかり露出している。



安い組み立て家具のような半ツヤ仕上げのストックが気になって、これをオイルフィニッシュで仕上げ直したらかなり見た目のグレードアップになると踏んで、表面の塗装を剥がすことにした。
以前に木ストのウレタン塗装を剥がすのにサンドペーパーで削り落とすということをやっていたが、M14のときはそれで削り落とした分、レシーバーとストックの間に隙間が空くということがあった。
なのでその後クリンコフの木製ハンドガードの時はサンドペーパーで削るのではなく、ペイントリムーバーを使用したら、これがなんて楽なのかという。



カンペのゲルタイプのリムーバーを筆にとってニスの上に塗りたくると、絵の具が水に溶けるようにニスが溶けて、ティッシュで拭くと木の地肌が露出する。
現在このリムーバーは製造されていないので入手できないが、たぶんホルツから出てるやつは同等に強力なんじゃないかと思う。



サンドペーパーで剥がすよりも短時間、体力使わず、削り粉が飛ばず(ティッシュは大量に消費するが)、素材の形状を損なわない。
部屋の換気はした方がいいが。



もともと着色ニスで覆われていたので木目も何も隠れていたが、剥がすとこんな感じだったのかとわかる。
ニスをはがしただけでも手触りが別物で、木肌の温もりが感じられる。
あとはまた時間ができたら表面を少しサンディングして、好みの色付けでオイルフィニッシュをしよう。
それまではしばらく一番上の状態で。
  


Posted by エコー  at 19:36Comments(2)マルシン/ M1,M2カービン

2016年11月19日

荷物が来た!

宅急便が届く。
プチプチにくるまれた荷物は何と包装紙ではなく新聞紙でラッピングされていた!


とある製品をネットで見つけて購入したのだが、その製品がおそらく10年ぐらい前に発売され、そのまま倉庫か店の奥で埋もれていたものと思われる。
中古ではなくちゃんとした新品である。
ほとんどの専門店では在庫なしとなっているから新品としては結構もうレア物なんでしょう。



どこの店が在庫してたかというと、美章園ホビーというところ。
以前からホームページは知っていたけど、注文はメールだし、ホームページ自体が古臭くて利用したことがなかった。
今回初めて注文したら、翌日電話がかかって来て、高齢のおばさんが「メールのやり方がわからないので電話でごめんなさいね」と言う。
電話で在庫が一つだけあったこと、代金の振込先を伝えられメモをする。
その場でネットバンキングで振り込みをすると翌日にはこれが届いたという。
勝手なイメージでおばさんの声や注文のやりとりから、むき出しの製品の箱に伝票をじかに貼って送られてくるかなと思っていたら、ちゃんと新聞で中身を隠してあって、伝票には『精密機器』なんて書いてあって感心した。



で、それは一体何なのかと言えば、これである。
マルシン製 U.S.M2カービン 8mmガスブローバック
新品だからこのとおり箱も綺麗だ。



そしてこの箱のすごいところは、なんと本体を立てて入れてある。
それもマガジンを挿した状態でそのまんま入っている。
箱の上部には持ち手がついている。



で、箱から取り出しましたよと。
持ち上げた時の最初の印象は、軽い!ってこと。
すんごい軽い。
プラモデルかと思っちゃった。
綺麗な取り扱い説明書には2006年と印刷されている。
同梱されているマルシン工業ガンカタログ冊子にも2006-Vol.2と書いてある。
そのカタログにM2カービンが近日発売、新製品として掲載されている。
今が2016年だからちょうど10年前というわけだ。
まるでタイムカプセルを開けたような感覚だ。



長い間眠っていた証か、スチール製のフロントバンドロックスプリングというパーツがサビに覆われており、もやもやっとカビみたいなものがストックからサビの部分に伸びていた。
チャージングハンドルを引いたら、動きが渋く、引いたところで止まって戻らなかったりする。
それでとりあえずバラして各部のチェック、特にOリングなどのゴムパーツの劣化などがないかをチェックし、古いグリスやオイルを落としてフルメンテを行うことにした。
儀式のようなものだが、それをしないと試し撃ちも怖くてできない。




コンパクトで取り回しが良いと思っていたマウンテントルーパーと比べても更に短い。
そしてスリムだ。



セミオートのみのM1カービンに対して、フルオート機能を持つM2カービン。
セミフル切り替えはこのレバーで行う。
前に倒せばフルオート。この状態はセミオート。
トリガーをゆっくり引くとセミオートでもフルオートになる可能性があるので、トリガーはゆっくり引いちゃダメと注意書きが入っていた。
これはマック堺氏のユーチューブ動画でも確認できる現象で、トリガーを引くとハンマーが落ちるが、引き切らないとディスコネクターがうまく掛からないようだ。



マガジンのバルブOリングが傷んでいた。
さすがに8mmのBB弾を飛ばしてブローバックさせるバルブだけに径が大きいし、Oリングもゴツい。
なにせインナーバレルも40cmぐらい長さがある。
こんなに長くていいのか?って思うぐらいだが、弾が8mmともなると6mmの感覚では判断できない。
まあ1発ごとに大変な量の発射ガスが消費されるというのは、マガジンのガスの減り方でも分かる。
で、そのOリングだが、たまたま直前に全くトイガンと関係ない散水ポンプの水漏れを治すために注文し、中国から10日ほどかかって届いた50個入り¥439-のOリングと全く同じサイズということに気づき驚く。



7mm外径 1.5mm 厚のOリング。
矢印の部分、すでに交換済み。
もとのOリングはグリスが乾いたチーズのようになって固着していて、シリコンオイルで揉んでも、爪で引っ掻いても剥がれない。
Oリングにグリス?って感じだが、ピストンOリング周辺にもグリスが塗られており、その劣化が心配なので全部拭き取ってシリコンオイルをたっぷりかけておいた。
グリスは金属パーツが擦れ合う部分に、タミヤのモリブデングリスという結構滑らかで伸びのいい感じのやつを塗布。
あとは各部のネジを一旦洗浄したのち、ロックタイトの弱い方のネジロックでとめる。
また、これがマルシンクオリティなのかと言いたくはないが、プラスチックのパーツにそのままビス留めしてる部分があって、それがピストンだ。
亜鉛のロータリーボルトの尻から3本のビスでプラスチック製のピストンが直接留められている。
分解するときにやたらとネジの締め付けが甘い留め方だと思ったら、相手がプラだから、ネジ穴がバカにならないようになのだろう。
ブローバックで激しく衝撃のかかるところだけに、こんな甘い留め方では心配だが、対象がプラではロックタイトは使えないので、水性の木工用ボンドをネジロックがわりにした。
だがこのプラスチックのピストンが金属製だったら質量がアップして、リコイルショックがそれなりにアップするだろうに惜しい。
現状、作動は思いのほか好調で、フルオートも元気が良い。
ただしボルトが本当に軽量なため、リコイルショックは無いに等しく、撃ってもエアコキライフルのような感じなのは否めない。
そのかわり音はすごい。
発砲音+ブローバックの作動音、音の迫力でリコイルのなさを忘れさせる。



自作のターゲットだが、弾のサイズで分けてる。
ペーパーを突き破った穴のサイズがこんなに違うのが面白い。
8mmは0.34gを使っているが、そのサイズと重量がペーパーを突き破ってダンボールの奥にぶち当たると、箱全体が鳴るような音を立てる
大迫力だ。




ちなみにターゲットの構造はこのようになっている。
箱の奥には発泡スチロールとスポンジの合いの子のようなビニールっぽい緩衝材を貼り付けてあり、その前にカーテンのように布を垂らしてある。
この布がないと、ペーパーを突き破ったBB弾が奥の壁に跳ね返って、再びターゲットペーパーの穴から外に飛び出してくるが、布があると効果的に減速して、弾は箱の内部にとどまってくれる。

ちなみに私、今回バラしメンテの際にインナーバレル先端部に取り付けてあったLD-2パッキンという第二のホップパッキンを取り外しました。
これはLD-2キャンセルと呼ぶらしいですが、このパッキンは集弾性に関して評価が悪く、マルシニストたちには定番みたいです。
マルシンには申し訳ないのですが外しました。
そして、外したパッキンは綺麗に洗って取っておくつもりだったのですが・・・うっかり汚れたティッシュや作業の下に敷いていた新聞紙と一緒に丸めて捨ててしまったようです。

ま・・・しょうがないね。  


Posted by エコー  at 00:27Comments(6)マルシン/ M1,M2カービン