2019年11月14日
思い出モデルガン
マルシン製金属モデルガン。
S&W M29 6.5inchモデルとコルトパイソン4inchモデルだ。
マルシンが遠い昔に作っていた金属モデルガンのシリーズ。
実はこれ実物サイズを何割か縮小したジュニアガンというシリーズでした。
右サイドから見ると銃身にまでネジがある、なかなかのチープな設計ですが、グリップ以外すべて亜鉛ダイキャスト、発火用カートリッジは真鍮削り出し。
中古で発掘し入手した二種ですが、当時ほかにもSAAやガバメント、ルガーP08、ワルサーP38、コルトウッズマンなど、複数ラインナップされていました。
自分が最も思い入れのあるモデルがこのパイソン4inch。
まだ小学生の頃、伯母がデパートでプレゼントに何か買ってあげるということで、モデルガンが欲しいと言って買ってもらうことになりました。
当時20代の伯母が甥っ子のハートをガッチリつかむためにオモチャを買ってあげる、そんなことだったと思います。
まだデパートのおもちゃ売り場でも大人向けのプラモデルやモデルガンが売られていた時代でした。
ショーケースに並ぶリアルサイズの44マグナムやルガーP08は、小学生には怖気付くぐらいデカくて物騒な雰囲気に満ちていましたが、その中に小さくてとても精巧に作られていて、値段もお手頃な銃がそっと置かれていました。
これなら伯母さんの財布にも優しいと思った自分は、まっすぐにこのコルトパイソンのジュニアガンを指差したのでした。
44マグナム。
この頃のモデルガンの注意書きには「カラ撃ちはしないでください」と大抵ありました。
こどもだった自分はこのカラ撃ちとは何のことなのか理解できず、カラ撃ちとはシリンダーにカートリッジを入れずに撃つことなのか、カートリッジに火薬キャップを装着せずに撃つことなのか、カートリッジに発火済みキャップを装着したまま撃つこと(殻撃ち)なのか判断がつかなかった強い記憶があります。
そして何故ダメなのか?が理解できず、結局やっちゃいけない空撃ちをしまくって、結局パイソンは数ヶ月後にはフレームのハンマー軸が根元から折れて壊れてしまいました。(設計上空撃ちせずとも遊んでいればおそらくいずれは折れる軟弱部分)
自分の初めてのモデルガンはこうして終わったのです。
マルシンジュニアガン共通刻印
バレルに打たれた刻印から、パイソンは79年11月製造のようです。
フレームに打たれた刻印から、M29は80年5月製造のようです。
どちらも40年近く前の製品です。
完動品でメッキの状態もなかなか、空撃ちの打ち痕がカートリッジに残るもおそらく未発火のような綺麗な状態で40年ぶりに手元に戻ってきた、酸っぱい思い出のあるマルシンジュニアガン。
年をとると子供時代の失われた思い出の品を取り戻したくなる。
もう絶対空撃ちしないからね!ごめんね!
内部のスプリング類もかなり強いので、経年劣化も考え弱いものに交換しました。
取扱説明書兼製品カタログもパリパリの新品同様。
サイズの比較。
上ジュニアガン44マグナム、下コクサイM36。
なんとパイソンのメカはチーフを裏返しにしたような構造です。
S&W M29 6.5inchモデルとコルトパイソン4inchモデルだ。
マルシンが遠い昔に作っていた金属モデルガンのシリーズ。
実はこれ実物サイズを何割か縮小したジュニアガンというシリーズでした。
右サイドから見ると銃身にまでネジがある、なかなかのチープな設計ですが、グリップ以外すべて亜鉛ダイキャスト、発火用カートリッジは真鍮削り出し。
中古で発掘し入手した二種ですが、当時ほかにもSAAやガバメント、ルガーP08、ワルサーP38、コルトウッズマンなど、複数ラインナップされていました。
自分が最も思い入れのあるモデルがこのパイソン4inch。
まだ小学生の頃、伯母がデパートでプレゼントに何か買ってあげるということで、モデルガンが欲しいと言って買ってもらうことになりました。
当時20代の伯母が甥っ子のハートをガッチリつかむためにオモチャを買ってあげる、そんなことだったと思います。
まだデパートのおもちゃ売り場でも大人向けのプラモデルやモデルガンが売られていた時代でした。
ショーケースに並ぶリアルサイズの44マグナムやルガーP08は、小学生には怖気付くぐらいデカくて物騒な雰囲気に満ちていましたが、その中に小さくてとても精巧に作られていて、値段もお手頃な銃がそっと置かれていました。
これなら伯母さんの財布にも優しいと思った自分は、まっすぐにこのコルトパイソンのジュニアガンを指差したのでした。
44マグナム。
この頃のモデルガンの注意書きには「カラ撃ちはしないでください」と大抵ありました。
こどもだった自分はこのカラ撃ちとは何のことなのか理解できず、カラ撃ちとはシリンダーにカートリッジを入れずに撃つことなのか、カートリッジに火薬キャップを装着せずに撃つことなのか、カートリッジに発火済みキャップを装着したまま撃つこと(殻撃ち)なのか判断がつかなかった強い記憶があります。
そして何故ダメなのか?が理解できず、結局やっちゃいけない空撃ちをしまくって、結局パイソンは数ヶ月後にはフレームのハンマー軸が根元から折れて壊れてしまいました。(設計上空撃ちせずとも遊んでいればおそらくいずれは折れる軟弱部分)
自分の初めてのモデルガンはこうして終わったのです。
マルシンジュニアガン共通刻印
バレルに打たれた刻印から、パイソンは79年11月製造のようです。
フレームに打たれた刻印から、M29は80年5月製造のようです。
どちらも40年近く前の製品です。
完動品でメッキの状態もなかなか、空撃ちの打ち痕がカートリッジに残るもおそらく未発火のような綺麗な状態で40年ぶりに手元に戻ってきた、酸っぱい思い出のあるマルシンジュニアガン。
年をとると子供時代の失われた思い出の品を取り戻したくなる。
もう絶対空撃ちしないからね!ごめんね!
内部のスプリング類もかなり強いので、経年劣化も考え弱いものに交換しました。
取扱説明書兼製品カタログもパリパリの新品同様。
サイズの比較。
上ジュニアガン44マグナム、下コクサイM36。
なんとパイソンのメカはチーフを裏返しにしたような構造です。