2011年07月09日
バッファー交換
KSCのMP9です。
久しぶりにメンテをしました。
というのも、またそろそろ持病のジャムを発症していたので・・・・。
が、今回は今まで見落としていたパーツの損耗についてのお話です。
リコイルスプリングガイド。
今まで何度かテイクダウンした際に本体から取り外すことはあったんですが、あまりじっくりと観察した事が有りませんでした。
たぶん多くのユーザもそうだろうと思うんですが・・・。
実はこのスプリングガイド、先っぽに何かチョロっとしたものが付いてまして・・・。
触ってみるとゴムで出来た棒状のようなものが刺さっています。
つまみ出したらこんな感じ。
先端がいびつに歪んだゴムの棒が出て来ました。
何だこれはと言う事でパーツリストを調べてみました。
ゴムの正体はパーツリストの44番、リコイルバッファーでした。
しかし表の絵柄と実物の形状がどうも・・・???
あ、ちなみに自分は取り説に結構ちょこちょこ書き込んだりする人間でして、汚い字でお見苦しいのは勘弁を。
図はボルトアッセンブリをバラす時に、ピンを抜く方向を間違えるとローレット加工のせいで、叩いても叩いても抜けませんという覚え書きですね。
話が逸れましたが、とりあえずパーツの44番を取り寄せてみました。
新しいのが上。
ははは、やはりという感じ。
古い方はフタになる部分が削げて千切れてますね。
これが本来の状態です。
セットするとこういう感じ。
ボルトが後退するとリコイルスプリングガイドに突き当たるのですが、その緩衝材だったわけです。
ぶつかって押しつぶされる度に、フタになってる部分が千切れて行く消耗品ですね。
千切れてしまってる事に気付かないで使っていたせいか、衝突部はこんな感じで傷んでおりました。
まあ、そんなに酷くもないですが。
とくに作動に問題が起こる訳では有りません。
でも長い目で見れば部品の破損に発展する可能性があると思います。
というのもボルトが後退してスプリングガイドにぶつかったとき、その衝撃はダイレクトにスプリングガイドを受けているロアフレームの板状の部分に来るからです。
この板は5mmぐらいの厚みが有りますが、フレームの一部なのでプラです。
一応更にアッパーレシーバーが覆うので、それなりに強度は確保されてるとは思いますが。
それでもKSCとしては不安があったのか、このようなクッションバッファーが追加されています。
このように取り付けて使用します。
取り付け方法は両面テープという・・・w
これでボルトの衝突をさらに和らげるというものです。
これも使用程度によっては破れたり千切れたりしてるのではないでしょうか?
もしMP9、TP9系をメンテする際はチェックしてみる事をお勧めします。
古くなったバッファーは廃棄。