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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年12月10日

手彫り刻印

ベレッタM92FSのスライドに手彫りで刻印を入れます。


元々あったメーカー刻印は瞬間接着剤で埋めて消してあります。
その上から新たに手彫りで刻印を入れる作業です。
ちなみに素材のスライドはHW樹脂。
自分はHWでは何度も手彫り刻印やってますが、素材が脆いので彫りやすいと思います。



では、あらかじめパソコンで作ってプリントアウトしておいた刻印の紙を素材に貼付けます。
フォントは元々の刻印に近いものを厳選しました。
ま、微妙に違う感じもありますが、小さいので気にならないでしょう。



彫る前にまず、文字を素材に転写しなければなりません。
紙の上から針を突き刺して、素材に文字を写します。
この時針の穴が視認しやすいように、プリントのインクは水色にしています。
黒いと穴が見えないので正確な転写が困難です。



こんな風になりました。
この野郎ってぐらい針を細かく刺したので、紙が抜けちゃったところもありますねw



紙を取っ払ったらこんな感じになってます。
何がなんだか解り難いですか?
本人が解っていれば問題ありません。



うんと拡大するとこんな感じ。
いよいよ彫り始める訳です。
穴を繋げるようにして針で彫ります。
Bの文字だけやってみたところです。



ちなみに文字の大きさは縦が2mmありませんから、それなりに拡大して見ながら作業出来る設備が必要です。
ちなみに自分は小さなルーペを片目で覗きながらやってマスw



疲れるので一度にやってしまわない方が良いです。
自分は三日かけてやっと彫りきりましたw
しかしこれでオシマイなんて思ったらまだ甘いです。



所詮手彫りなので、穴を繋げただけだとやはりアラが出てしまいます。
線の縦横が綺麗に揃っていないと見苦しいですし、針でゴリゴリやってると先に埋めてあった文字の瞬着が捲れたりするので、納得がいくまで微調整が必要です。
修整には爪楊枝の先を使って、ゼリータイプの瞬間接着剤をチョンチョンと乗せてやります。



最終的にはこんな感じになりました。
実際は文字が縦2mm弱の極小なので、肉眼ではかなり綺麗に見えます。
ちなみに手彫り刻印の下にはMADE IN JAPAN BY WESTERN ARMS, ASGK.と入ってました。
  


Posted by エコー  at 19:43Comments(12)WA/ M92FS