スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2009年01月05日

木スト調整箇所

太陽の下のGスペック。


今日はVSR-10 G SPECに、フジカンパニー製ウォールナットストックを装着した際の調整箇所などを記します。
木製加工品という事で個体差も有るとは思いますが、ポン付けはちょっと難しいと思います。
いちばん起こりやすいのはマガジンからチャンバーへの給弾の不具合でしょう。

私が行った調整を簡単にまとめると、
1)ストックのネジ穴の位置調整
2)ストックのマガジンキャッチボタン用の穴の小径化
3)大型マガジンキャッチボタンへの変更
4)マガジンストッパー解除リブへのプラ板取り付け
5)セーフティレバー用のストック側スペース加工
と、大体これぐらいの調整が必要になりました。

まずネジ穴の位置調整というのは、ストックと本体側を留める2本の六角ネジが通る穴のことで、これがずれてるために片方を修正します。
自分は仮組みをしてみて、フロント側を直す事にしました。

二つある穴は、左がネジ穴で、右はマガジンキャッチボタンの穴です。
白く見えるのはエポパテで、ネジ穴は写真上左側に1mmほど位置を移動してます。
これでネジが留められるようになりました。

マガジンキャッチボタンの穴は、最初から径が大きすぎて、そのままだとボタンがすぐに外れて落ちるという現象が起きます。
なので、これもパテを使って穴を小さくして、ボタンの首が通るだけのサイズに直します。
このとき、ボタンの首がどの位置にくるかが非常に重要になります。
自分の場合穴の位置がマガジン側に開き過ぎで、ボタンを押してもマガジンが外れないぐらいだったため、ボタンがマガジンキャッチの爪をしっかり引っ込ませるようパテを盛っています。

組み込むと上のような感じです。
矢印で示してるのは木のパーツが一部欠けちゃってるとこで、ここはホントに1mmかそこらしかない細かいパーツですが、木である事や木目の方向、そして常にバネのテンションが掛かる事から壊れやすいかもしれません。
一応自分はニスで固めておきましたが、もともとは割り箸みたいな素の木です。


表側。

パテの上からプラカラーで木目を描いて目立たなくしてます。

マガジンキャッチボタンはスモーキーズガンファクトリーの、VSR10用 大型マガジンキャッチボタンというのに換えています。
純正のボタンだと木ストの場合、船底が厚くて押し込めません。


左が純正、右がスモーキーズガンファクトリーです。
スモーキーの方は金属製です。


いよいよ4番目のマガジン側の説明になります。
一応お断りしておきますが、興味の無い人には全く面白くない話題と思います。
もしこれからフジカンパニーの木ストを取り付けようとしてる人がいて、その人が下調べにググったときにお役に立てればというだけの記事ですので、読み飛ばしてくださってOKです。
(*,,・`ω´・*)b

マガジンキャッチの方の調整が済んで、いよいよ試射というときに問題が発生します。
それが給弾不良です。
いくらボルトを引いてもチャンバーに給弾されてこないため、永遠に空撃ちになります。
何故だろうと思っても外からは見えない部分なので、頭の中であれこれ考えるだけです。
やはり、木ストと純正プラストックのわずかな寸法差が影響してるのは間違いありません。
で、結論から言うとマガジンストッパー解除リブへのプラ板取り付け、これで解決します。

厚さは0.3mmぐらいで良いかと思います。
これによって、チャンバー側の突起がしっかりとリブを押さえつけて、BB弾を解放してくれます。

つぎはセーフティレバー側です。
彫刻刀を必要とする加工になります。
この木ストは、セーフティーレバーを動かすための十分なスペースがついていません。
そのままだと、レバーが押さえつけられたまま機能しなくなってしまうので加工が必要になります。
加工後の写真になってしまいますが、矢印で示した若干赤っぽい部分です。
(赤っぽいのは仕上げに塗った100均の水性ニスの色です。)
側壁を少し落として、レバーの締め付けを解いてやります。


レバーの頭がぶつかるので、破線まであった木の部分を彫刻刀で切り取ります。

あとは気になるならニスを塗っておくと良いと思います。
(でもケチると色がおかしかったり、そこだけテカってたりします>自分)

それと、自分はここまでやってトリガーガードが純正のプラスチックじゃ哀しいので、GUSTO製金属トリガーガードに交換しています。
ただし、このトリガーガードはGスペックの大型化されたトリガーに対応してないので、トリガーの先端を5mmほど削り落とさなければなりません。

上がGUSTO、下が純正。
トリガーの先端が矢印の部分にぶつかるので切り詰めます。
純正はストック側の溝に差し込む爪が出ていて、より強固に固定される仕掛けですが、木ストにその機能は有りません。

この木ストの弱点かなと思う場所をもう一つ。
それはトリガーガードの前側の船底がかなり薄く、ぶつけると割れそうな感じがする事です。
自分は穴埋めに使ったパテの残りを補強として貼付けてます。



ええ〜、まあ大体こんな感じで3時間かかってのレポート作りでした。
ここまで読んでくれた人は、大変根気強い人です。
どんなに逆境に陥っても、必ず打破する人だと思います。
あなたに幸有れ!
自分もかなりしんどかった・・・。

最後に日焼けして退色したプロスコープ。
  


Posted by エコー  at 15:44Comments(8)マルイ/ VSR-10 G