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Posted by ミリタリーブログ  at 

2019年06月10日

ブルーイング・MHW編2


前回アップしたコクサイMHWのブルーイング第二弾。
前回のM19、2.5インチに続いて、今回はM36の3インチモデルである。
こうして並べるとM36がM13ぐらいのサイズに見えるけど、それは錯覚。



錯覚です。



これなら納得!
KフレームサイズのM19と、一回り小さなJフレームのM36。






どちらもコクサイのMHWモデルガンで、サイドプレートにトレードマークの刻印が施され、当時黒染め処理がされたフルブラックフィニッシュと呼ばれた製品でしょう。
ところが最初に出たリアルメタルフィニッシュという、バフがけしただけのモデルより表面光沢が無くなったような仕上げでした。
その上、一度ブルー液にくぐらせたためなのか、非常に赤錆が浮きやすく、拭いても拭いても出て来る感じです。
なので両方とも仕上げ直しの素材になりました。
どちらも程度の良い中古品で買ったものですが、いまやメーカーが廃業してしまった製品なので、なるべく失敗してダメにしてしまわないよう注意をしながら下処理&ブルーイングをしました。



失敗しやすい部分として、シリンダーの表面研磨があります。
もともとバフだれの激しいコクサイのMHWでエッジを効かせようと思うと、かなり表面を削ることになるのですが、これをやりすぎてシリンダーが極端にいえば「小さく」なっちゃうと、スイングアウトした時、フレームラグの押さえが効かず、後ろに外れちゃったりするようになります。



もう一つは円筒のシリンダーの形が歪んでしまうこと。
5連発のチーフのシリンダーが、極端に言えば円ではなく五角形のように表面のカーブが平坦になっていくことです。
上の写真のシリンダーを見ればわかりますが、M36の5連発シリンダーはフルートとノッチが同じ列に並んでいます。
フルートのない部分は面積が広く、しつこくガリガリ削らないとなかなかバフだれを消せませんが、その勢いのままこのノッチの辺りもペーパーをかけていくと、急に表面積が小さくなってるのでアッという間に削りすぎて、そこだけ平坦になってしまいやすいのです。
自分は昔、マルシンのM36で失敗した経験があるので、今回はそこは慎重です。






とは言え、実銃の仕上げも職人の手作業なので、案外個体によってバフだれがキツかったりするのもあるのは事実。
だからあんまり完璧にこだわりすぎないほうが良いでしょう。



最終目標は光沢と綺麗なブルーを得ること。



グリップはVZグリップのWrap Around VZ Operator II ハイエナブラウン。
これ結構重量もあって硬質なG10素材で、薄い感じで握り心地も良いです。
  


Posted by エコー  at 02:02Comments(0)リボルバー/ 樹脂