スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年12月27日

ガス漏れ修理

VFC製GBBのMP5を久しぶりに動作チェックした。
ずっと前、最後にいじった時はセミフルどっちかでおかしな動作をしてて、暇な時に治そうと思って放置していた。
そのうち、治そうと思ってた問題があったのは覚えていたが、それがどんな症状だったか忘れてしまった。(歳のせいか)
それで今回動作チェックをしてみたのだが、結局おかしな動作が再現できず、正常に作動した。
まさか修理していたことまで記憶から抜け落ちていたのではあるまいな・・・おーこわ。


それより今回はマガジンのガス漏れがひどいことになっていたので修理をすることにした。
実はマガジンは2本あるが、両方ともガス漏れしていた。
片方はマガジンを温めてやることで縮こまって硬くなってたパッキンが緩んだのか治まった。
今回修理する方は漏れ方が半端じゃ無い、ほとんど噴射レベルで抜けてしまうやつだ。



修理に際してタンク部をスチールの外装から抜かなければならないのだが、これが非常に苦労した。
ピン一本を抜いて、あとはリップの方からプラハンでコツコツ叩いて押し出せば抜けるものと思っていたが、いくら叩いてもビクともしない。
そのうちリップが折れてしまうのでは無いかというぐらいの力で叩いても抜けなかった。
ネットで調べるとどうやらタンクのベースを留めているロールピンの頭が若干飛び出てて、外装の内側の突起に引っかかって抜け止めになっているらしい。



なのでマイナスドライバーを突っ込んで外装を広げて隙間を開けてやらないとだめだった。
これで今までの苦労が嘘のようにあっさりと抜くことができた。
正直言うと途中で諦めて捨てようかと思ったぐらいだが、捨てるぐらいならぶっ壊す覚悟でとことん叩きだしてやるとまで追い詰められた。
ドライバーでこじ開けて広がった外装は、プライヤーで挟めば元どおりに出来たので問題なかったが、マガジンベースの方は傷がつくのは諦めるしか無いようだ。



これがいいのか悪いのか、ロールピンのはみ出た部分をヤスリで削り取った。
一応外装とタンクはピン1本で留めてあるし、低圧のフロンガスで外装からタンクがずり落ちることもないだろうと。



ガス漏れ修理のついでに痛んでいたガスルートパッキンも交換することにした。
このパッキンも押さえパーツが変な感じの取り付け方をする設計になっていて、着脱に説明しがたい面倒くささがあった。



ガス漏れの方はマガジンベースパッキンが一部切れてたりしていたので、シリコンシーラントで完全に封印とし、注入バルブはOリングごとネジ部をシールテープで包んで締めた。
シリコンシーラントの方は塞いでしまうと中でどうなっているのかわからないのだが、マガジンを振って遠心力をかけたり、一瞬だけガスを入れてすぐ抜いたりして隙間に充填されることを期待する方法を行っておいた。
ガスを入れた時に漏れはなかったので大丈夫だろう。

今回漏れを起こしたマガジンは両方ともガスを抜いた状態で保管していた。
マガジンを長期不使用で保管する際に、ガスを抜いて保管すべきか、少量ガスを入れて保管すべきか、自分の中で明確な結論を見出せないでいた。
メーカーの説明書にはパッキン等が痛むのでガスを抜いて保管するように書いてあったりするものもある。
だが今回ガス漏れ修理にあたってバラしてみて、ガス漏れしたパッキンはガスを抜いて保管していたにもかかわらず痛んでいた。
原因は組み方にもあるかもしれないし、亜鉛ダイカストのタンク内壁のザラついた表面にあるのかもしれない。
(そもそも海外製品の品質ということもあるかもしれないが・・・)
つまり、一度組み込んだ時点でもうパッキンは傷物なのかもしれない。
そう考えるなら、ガスを入れたまま、パッキンに圧をかけ続けて保管するのが正しいのかもしれない。
  


Posted by エコー  at 13:42Comments(0)VFC/ HK MP5