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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年04月26日

KSC P226R HW



KSCのP226Rが再販ということで、前回見送ったこのモデルを今回は購入してみた。
初めてのSIG。
テレビドラマではガバ、ベレ、グロックなんかと並び、非常に露出度の高いハンドガンなのに今まで手に取ったことが一度も無かった。
外観の目立つ特徴としてはマガジンキャッチの上部にあるデコッキングレバー。
これを操作する感じを体験してみたくての購入だ。
操作感はレバーを下げるとカチッとシアが外れる感覚があるがそこでハンマーは落ちず、レバーを戻すとゆっくりとハーフ位置にデコッキングされるという感じである。
この動きは新鮮で面白い。




前回の初期ロット発売時に不評を買ったスライド前部の「湯じわ」は覚悟しての予約購入だったが、今回の製造では改善されているようだ。
前回の湯じわは他所のブログなどで写真を見たが、あのような酷い感じは無くなっているのではないだろうか。




写真の撮り方によっては非常にブサイクになってしまう銃だが、実物を手に取るとなかなかバランスのとれた形をしている。
自分が今まで購入しなかった原因でもあるのがブサイクに撮られた写真のイメージからくるものだ。



ちまたにはスライドストップノッチの削れ対策が施されていない、あるいはスライドストップレバーがブリーチに当たって削れ防止になっているなど二論あるのだが、実機を入手したので解答を示しておこう。
スライドストップレバーが完全にノッチに掛かってホールドオープンしている状態で内側を撮影した。
赤い矢印が指してる部分がブリーチ前方の金属部分で、白い矢印がスライドストップレバーの内側の状態だ。
この写真ではっきり分かるように、スライドストップレバーはブリーチに全く接触していないし、ブリーチの前進を遮る位置にまで上昇していないので、ノッチの削れ対策には全くなっていないということがハッキリする。




パーティングラインの処理や各パーツのエッジの立ち、ヒケの無さなど、鑑賞用にも十分高い品質のKSCではあるが、このモデルはハンマーの位置が実銃と比べるとかなり低い位置にズレていて、ファイアリングピン(ダミー)の下部にしかハンマーが届いていないようだ。
横から見たときにスライドとフレームの境目(赤い矢印)を基準にしてハンマーの高さを実銃と比べるとハッキリ分かる。



スライドストップの動きが渋くて、最終弾を打ち切ったときにノッチに半掛りとなるので、マガジンのフォロアースプリングをBB弾4発分底上げしてテンションを強めた。
ノッチ半掛りはノッチを変形させる一番のリスクだ。





各部刻印。
おそらくレーザーだと思うが、HWにかなりシャープに深く刻まれている。



エキストラクターは別パーツ・・・ではない。
まあ強度を損なうよりはマシか。



スライドを引いてテイクダウンレバーを90度回せばスライドを分離できる。
この手軽さは魅力だ。
購入して気づいたが、この銃はセフティが無い。
チャンバーに装填後、デコッキングレバーでハンマーをハーフに下ろした状態にするだけのようだ。

実射の感想としては、音は大きくて気持ちいいがリコイルは軽め、集弾性はお座敷では十分に及第点。
距離5mではアイアンサイトで狙った高さに着弾した。
  


Posted by エコー  at 13:24Comments(0)KSC/ SIG SAUER P226