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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年08月21日

破損した!の2

購入一ヶ月未満で、BB弾を噛んで破損した我がVFC G36C GBB
今日はその細部を検証し、出来るならば修理してみようかとホップチャンバー周りを分解しました。


パーツ表も無いのでHOPチャンバーと呼びますが、ボルトとの間でBB弾を激しく噛んで入り口のところが大きく欠損したパーツです。
破片はとってあるので、接着剤で直せたら・・・と思ったのですが、見た瞬間に駄目ですねw
断面を見たら薄い薄い。
こりゃ簡単に折れますわ。



インナーバレルにチャンバーパッキン(ラバーチャンバー?呼び名が分からない)が被さって、上のパーツに挿入されます。



弾を導くようにラッパ状になってる部分が、同時にチャンバーパッキンの抜けを押さえるように爪になってます。
爪の根元の部分が薄くて、これじゃとても強度が期待できません。
どこかからこのパーツ、アルミ削りだしで出てくれませんかね〜。
現状このままでも撃って撃てないことは無いので、修理は断念。
交換パーツの入手待ち。



外周の厚みはこのぐらいあるんで、HOPも独自企画で出来そうな・・・。



ちなみにHOPはこんな具合です。
レバーの支点はHOPチャンバーをさらに覆う亜鉛性のバレルガイド(と呼んでおきます)にピン留めされます。



レバーは上部をスライダー(と呼んどきますか)が前後することで、上下動します。
小さなパーツの一つ一つにしっかりG36と刻印がついてるのに感心しますね。
組み立て工場のパートのおばはんでも、これなら何の部品か一目瞭然。
組み立てる側にはとことん優しいが、分解修理する側にはとことん厳しい設計思想w
それはこの後の話。



まずインナーバレルアッセンブリをレシーバーから抜き取るには、このスライダーを先に外さなきゃならないようで。
ところがこのスライダーがとんでもない。
上からパチンと差し込むのはとても容易なんだろうが、逆に取り外そうと思ったら破損せずには無理なしろもの。
いわば留めっぱなしのホッチキスの針みたいなもんで、一度打ったホッチキスの針を奇麗に伸ばして再利用する人はいないでしょう。
このパーツもそんな設計思想のようで。



マイナスドラーバーを二本使って取り外すと、下には先ほどのHOPレバーがせり上がってきています。
インナーバレルアッセンブリはストック側へと後ろに抜きますので、このレバーを押し込みながらじゃないと破損するので注意。
これもスライダーを外さなければ気づかなかったですね。



で、そのスライダーですが慎重に外そうとしたにもかかわらず、奇麗に爪が割れました。
メリメリって感じではなく、ピーンッていう感じで一瞬にして。



こんな感じ。



例によってこれもペラッペラに薄い部分。
これ何度トライしても破損せずに取り外す自信は無いですね。
なので折れても当然という感じで、心的ダメージは全くありません。
ホッチキスの針と一緒ですよ。
ただあっちはコンビニでも100円ショップでもどこででも入手できますがね・・・・。

もし自分が設計するなら、HOP最大側にあわせた時に爪の掛かりが外れるような逃げのある形状を考えるかな。
付け外しは簡単になるし、それでパーツ数が増えることも無いし修理コストもかからないでしょ。
もしかしたらそもそもアフターサービスの概念が無いのかもしれないけど。

自分はお座敷派なもんだから、HOPとか実はあっても無くても関係ない。
WAのガバやベレッタのいくつかは固定HOPだし、それ以外はざっくりと真ん中あたりに合わせたままいじらない。
だからこのG36Cも・・・と思ったら、この銃はHOPが掛かってないと弾がスルスルとチャンバーパッキンを通過して保持されず、撃てばションベン弾になってしまいました。

国内メーカーなら折れたパーツの取り寄せも簡単なんですが、海外製品でパーツ表すら無いんじゃどうしようもないですね。
でもハメっぱなしの使い捨てパーツをまた取り付けるのもなんだしな。



で、ワタシひらめいちゃいましたよ♪
VFC G36Cの固定HOP化!
写真のぶにょーっとした物は「おゆまる」という素敵なしろものです。
熱湯で温めるとガムみたいに柔らかくなって、常温に戻るとスーパーボールのような弾力のあるゴムみたいな素材です。(ポリエチレン樹脂らしい)
くわしくはググってちょーだいね。
ダイソーでも売ってたりしますが、コチラから注文することも出来ます。

で、本来HOPレバー等があるところを全部取り払って、空いた部分におゆまるを目一杯押し込んでやりました。



常温に戻ってから取り外すとこんな感じに。
HOPレバーの部分まで型どりしたゴムの蓋が出来ましたよ〜。
カッターで余分な部分を切り取って、チャンバーパッキンを押さえるチュープを先に載せてからこれで蓋をします。



ぴたっと塞がりました。
蓋をしてから彫刻刀で上面を少し削って均したので、ちょっと見苦しいかもしれませんが。
内部ではおゆまるが押さえのチューブごとチャンバーパッキンのHOPを押し下げています。
ゴムの蓋は適度な摩擦抵抗があって、勝手に浮き上がってくることも無いようです。



固定HOP化成功!!
屋外での弾道を気にしないのであれば、これで全く問題ないですね。



カッターで切り落とした余分な部分も、お湯で柔らかくしたらまた何度でも使えます。
蓋の部分も何度でも作り直せます。
この素材、弾性がなかなか良くていろいろ使い道がありそうですぞ。
ぱっと思い浮かぶのは、リコイルバッファーなんかどんな形状でも自作できそうですね。
自分の手にジャストフィットなフィンガーチャンネル付きグリップカバー。
光学機器の自作保護キャップとか、ストックに巻き付けてオリジナルチークライザー・・・もういいかw
見た目重視な自分は見える部分にはやりませんw  


Posted by エコー  at 22:41Comments(10)VFC/ HK G36C